
投信は専門家に資金を預けた上で運用されるので、投資家自身が市場に参加する必要はありません。しかし、投資信託を扱う業者を選ぶにあたって、最低限の言葉や知識は身につけておく必要があるでしょう。基準価額と分配金は身につけておく必要のある金融用語です。
この章では基準価額について説明しましょう。基準価額とは投資信託の値段のことです。投資信託では取引に用いられる単位を「口(くち)」と言います。例えば投資信託1口1円といった具合です。
現実の運用では口数に対する金額が変化していきます。1口1円から1円50銭に上昇といった具合です。投資家から集められた資金を「純資産総額」と言い、この純資産総額を投資信託の口数で割ると基準価額が求められます。
証券取引所に上場している株式において、株式市場では刻々と株価が変動していきますが、一方基準価額は投資信託が組み入れている株式や債券などの時価評価を基準に算出されているため、1日に1つとして公表されます。そしてこの基準価額によって投資信託そのものは取引されています。
つまり、投資家が窓口である証券会社や銀行、ゆうちょ等で投資信託を購入、換金などを行う際の価格は市場でリアルタイムで変動している価格ではなくこの基準価額によって決定されているのです。
また基準価額は投資信託の取引を締め切った後で公表されるため投資家はその日の基準価額が分からない状況で投資信託の取引を行うことになります。これをブラインド方式と呼んでいます。ブラインド方式が採用されているのは、基準価額の公表後に投資信託の取引が出来ると既に保有している投資家の利益に影響を与えてしまうからです。なお基準価額はホームページや新聞で知ることができます。
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